犬の食事と栄養

食習慣

犬は群れで狩りを行い、自分よりも大型の草食動物を捕まえて、一度の狩りで群れ全体の食糧を確保します。
獲物をしとめると、真っ先に腸とその内容物(便)を、次に皮や筋肉を食べます。群れの犬たちがほぼ同時に食べ始めるので、自分の分け前が減らないように急いでガツガツと食べます。
肉を飲み込める大きさに食いちぎって、ほんの数回咀嚼して飲み込むのです。
このため、犬は大量の胃酸を分泌するようになりました。
そして、次にいつ獲物にありつけるかわからないので、胃は極端に大きく拡張できるようになり、一度に大量に食べる特性が生まれました。
ときには、落ちている草食動物の糞を食べることもあるようです。
草食動物の糞とは、つもり草の事です。野菜や果物、キノコなどをそのまま採食する習慣もあります。
ただし習性的には肉食の強い雑食と考えてよいでしょう。

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