ウサギを屋外で遊ばせる時に注意するもの

屋外の場合の危険

毒のある植物

散歩中に野草を食べさせても良いが、もちろん有毒であるものを食べさせてはいけない。

他の動物

犬や猫はとても危険で、一噛みでウサギが死亡してしまうこともある。
外に出す場合は、必ず人がついて見ていることが必要である。

温度、湿度

【理想温度18.3~23.9度】
【理想湿度30~50%】
まずは、適当な換気、定期的な排泄物の清掃またはアンモニア濃度を低下させる処置が必要である。
ウサギは基本的に、暑さに弱く、寒さに強い動物である。
約30度以上の高温では熱射病になりやすい。また、湿気にはとても弱いので、梅雨の時期などは風通りを良くする。
屋外で飼っている場合は、当然、冷暖房機などはないので、ウサギは自分で快適な場所を見つけ、そこでしのぐことになる。
夏は日差しの避けられる風通しのよい場所を、冬は反対に日当たりがよく、冷たい風が吹き込まない場所を確保する。しかし5度以下になる場合は暖房するか、寒さを防ぐ工夫をする。
室内で飼っている場合は、通常、人が快適な湿度に設定されているため、ウサギにとっても過ごしやすい環境といえる。

トイレ

ウサギというと「臭い」というイメージがある、体臭はほとんどないが、排泄物はかなり臭う。
正常な糞は、乾燥しているため臭いは少ないが、下痢をした時の軟便は独特の臭いを放つ。また、尿は体調にかかわらず臭う。
そのため、最近では、尿臭をとる消臭剤入りペレットが市販されている。
しかし、完全に臭いがなくなるとは言い切れないのが現実である。
効果はあるようだが、どれだけ効いているのかは不明である。
この臭いは、トイレやケージの掃除を頻繁に行なえば、特に気になるということはない。

トイレのしつけ

野生のアナウサギは穴の内外でトイレを決めている。そのため、飼いウサギも犬猫と同様にトイレのしつけをすることができる。
ただし個体差があり、数日で覚えるウサギもいれば、数ヶ月かかるウサギもいる。

場所

ウサギは隅のほうでトイレをする習性がある。
ケージの隅、部屋の隅、小屋の隅などをトイレの場所にする。
トイレ用の器具として、猫用トイレや、浅いトイレなどが使われることが多い。
しかし床に、すのこつきのケージであれば特に用意をせず、そのままケージの下のトイレに落とさせることができる。
いずれの場合も、トイレの場所にはペット用のシーツや猫砂などを敷いておくと、後始末が簡単になる。
仔ウサギの頃はトイレの場所が定まらない。

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