犬のしつけ①
しつけ-① ワンちゃんとの楽しい共同生活のために
1. しつけとは何でしょう?
○ しつけというのは、ワンちゃんと飼い主さんが良い関係を作ること、そして、ワンちゃんが、人間社会の中で知らない人や犬と、うまく付き合っていくための方法を学んでいくことです。
2. では、しつけをすると、どうなるでしょう?
○ ワンちゃんが飼い主さんのことをリーダーだと認めるようになります。
○ 飼い主さんとワンちゃんの絆が深まります。
○ ワンちゃんと飼い主さんが、人間社会の中で快適に生活できるようになります。
3. もし、しつけをしないで、ワンちゃんが飼い主さんを頼りないと思ったら・・・
○ もし、毎日の生活の中でしつけをしなかったために、ワンちゃんが飼い主さんのことを頼りないと思うと、家族の中で、うなる、飛びつく、咬む等の『問題行動』を起こすこともあり、そうなると一緒に生活することが難しくなります。
○ ワンちゃんが問題行動を起こさないためにも、しつけはとても大切です。
○ しつけをすることで、ワンちゃんは飼い主さんのことをリーダーとして慕うようになります。
4. しつけのポイント
○ しつけの方法は、ワンちゃんが混乱しないように、いつも同じようにやることが大切です。また、家族全員のやり方を統一しましょう。
○ しつけでは、良いことと悪いことを、はっきりワンちゃんにわかるようにしましょう。そのためには、ほめる時、しかる時の言葉のトーンにメリハリをつけましょう。(言葉そのものよりも、トーンや強さが重要です。)
○ ほめたりしかったりするのは、ワンちゃんがその行動をした直後にしましょう。1秒以上たってからでは、飼い主さんが考えているのと違った行動を、ほめたりしかったりしていると、ワンちゃんに勘違いされてしまいます。(タイミングがとても大切です。)
○ しつけは、しかるよりもほめたほうがずっと効き目があります。やってほしい行動をした時に、よくほめることで、何をしたらいいかを教えるようにしましょう。それが、しつけの近道です。
○ 『おいで』と呼んだ後には、必ずご褒美が待っているようにしましょう。逆に、決して『おいで』と呼んで嫌なことをしてはいけません。(例えば、ワンちゃんが公園で遊んでいる時に、『おいで』と呼び、来たらすぐに帰るなど・・・)次には、呼んでも来なくなってしまいます。
○ 体罰は絶対にやめましょう!飼い主さんの手は、なでてもらえる気持ちのよいものであって、たたいたりして怖い思いをさせるものではありません。暴力を使わなくても、ワンちゃんにいろいろなことを教えることは充分できます。
5. まとめ
飼い主さんがリーダーになるということは、飼い主さん主導で生活するということです。これからのワンちゃんと一緒の長い生活の中で、ワンちゃんがいい子になれるかどうかは飼い主さん次第です。困ったことがあれば、なんでも相談してください。